ビッグデータから熱中症を考える③-3
過去10年間の熱中症搬送時における傷病程度とWBGTとの関係 その3
はじめに
前回は、6月が他の月と比較して、WBGTが低い段階で熱中症の発生件数(軽症)が増加することを紹介しました。今回は軽症の地域別特徴について紹介します。
6月は他の月と比較して、WBGTが低い段階から熱中症の発生件数(軽症)が増加する
軽症の発生件数を地域別で見ると、どの地域も7月、8月、9月はWBGTが25℃より高い所で搬送件数のピークが来ていることがわかります。
一方6月は、関西、関東、九州沖縄、四国地方の4地域でWBGTが25℃を越えたところで明確に搬送件数(軽症)のピークが認められるのに対し、中国、中部、東北地方ではWBGT25℃を境にして低下する傾向が見られます(図1)。
前回と同様、地域別で見ても6月は“注意(WBGT21℃以上〜25℃未満)”の範囲で搬送件数のピークが認められ、“警戒(WBGT25℃以上)”“厳重警戒(WBGT28℃以上)””危険(WBGT31℃以上)“より低いWBGTで現れています。
次回は、中等症の発生傾向について紹介します。

【イメージ写真】
こちらからお借りしました
https://www.photo-ac.com/main/detail/899912